アメリカに来て半年 ~新学期のMITの様子~

アメリカに来て約半年が過ぎました.前回はコロナワクチンが行き渡り,制限が徐々に緩和されてきた様子を紹介しました.
tasusu.hatenablog.com

今回は,9月から新学期が始まったMITの様子を紹介したいと思います.

検査キットによる全員検査

4月にMITのコロナ対策を紹介したときは,週1回,キャンパスにある検査ブースで検査が必要でした.
tasusu.hatenablog.com

新学期の9月になると,学生が大勢キャンパスに来るようになるため,検査ブース方式では限界があります.そこで,各自が自宅で検査を行い,検体を提出するシステムになりました.ちなみに,やっている検査自体は以前と同じで,ブースで監視員の前でやるか,家でやるかの違いです.

検査キットのバーコードをアプリ(COVID-PASS)でスキャンすると,キャンパスへのアクセスが一時許可されます.後はその日のうちにキャンパス内の提出場所にキットを提出すればOK.だいたいその日の深夜にアプリに結果が来ます.1週間は追加検査なしで大丈夫です.

なお,MITでは構成員全員にワクチン接種が原則義務付けられています.しかもCDCの接種カードのスキャンを提出させる徹底ぶり.MIT構成員の98%が接種完了しているそうです.それに加えての週1全員検査なので,かなり安心感があります.

新学期の様子

9月になり,急に人がわっと増えて,マスク以外はすっかり活気が戻ったように感じます.まぁコロナ前の様子は知らないのですが.

個人的にうれしかったのが,キャンパス内のカフェテリアやカフェが営業再開したこと.夏休みまでは,昼ごはんやコーヒーはわざわざキャンパス外まで出て調達していたので,毎回30分くらいかかってました.それが今はキャンパスから出なくてもよいので非常に楽です.


私のいる数学科の方でもソーシャルイベントが復活してきました.立食パーティも相当久しぶりです.


立食パーティもそうですが,セミナー後にピザが出たりして,タダ飯の機会が多くてとてもうれしいです.

セミナーやイベントでは追跡用に名前を記入したり,MIT IDをスキャンしたりする等の措置は残ってますが,それらを遵守すれば,40~50人規模の屋内イベントは全然OKのようです.教室に座ってプロジェクターでセミナー発表を聞くのが久しぶりすぎて,ちょっと感動しました.

ようやくMITの本来の姿が戻ってきた感じがします.この活気を取り入れて,いい研究をしたいものです.

アメリカ生活の方

だいぶこっちでの生活も落ち着いてきたので,特筆すべきことはないのですが,今日は冷蔵庫についてる浄水器の水が止まらなくなりました.あと,前回の記事で書いたSSNカードは結局USPSが紛失したようです.まぁSSNの番号さえ分かれば実用上問題はない(と思う)ので良しとしよう・・・.