「名探偵プリキュア!LIVE2026キュアット熱唱!はなまるShowtime☆」に行ってきた

2026年もプリキュアライブに行ってきました!通算で8回目のプリキュアライブ参加となります.

www.marv.jp

アルカナシャドウのうちわ。ちゃんとファンサしてて可愛い!!!

昼の部

  • たんプリライブ…と思いきや、半分くらいキミプリライブだったw 向こうはライブ向きの楽曲も多いし、盛り上がるから良いけど。
  • オルエフ来るだろうな〜、と思ってたらやっぱり来たのでブチ上がり🙌
  • 大人声出し禁止なので、子供たちの綺麗な声援が聞こえる… 何度聞いてもいいものですわ🙏
  • 感謝祭発表は当然予想してたけど、会場がパシフィコ横浜は予想外!前回のキミプリ感謝祭はKanadevia Hall(≒2500席)で抽選倍率かなりキツかったらしいので、パシフィコ(≒5000席)になれば多少は余裕が生まれるだろうし、素直にありがたい

夜の部

  • 1Fでステージ正面の良席!ちょうど演者と目線が同じ高さになる危険な席💥ちなみに私は東山さんと10回は目が合いました🤪(ヲタク特有の妄想)(双眼鏡越し)
  • 他作品でもそうなんだけど、プリキュアの中の人は本当にその演じているキャラに見えるんだよな〜🙏千賀さんは本当にあんなに見えるし、本渡さんも完全に小林に見えた。凄すぎる…
  • なぜ謎answerを踊る機会がいっぱいあって良かった👍(実は今年は諸事情で踊る機会があり、振付をほぼ完全に覚えている)

キャラソンの感想

  • あんな 令和世代は曲調がトリッキーだなぁ😵‍💫
  • みくる 安心の昭和生まれメロディー!🙌脈絡のない「地球にも優しくね」にすごく平成を感じる
  • くれあ 曲のテンションが謎すぎる😂どういう気分で歌ってんだw
  • るるか 分かってたけど愛が重い💀

"A Severe Misalignment of AI in Mathematics"に署名した

つい先日、AIとナビエ・ストークスに関する記事を書いたばかりだが、今朝になってTerence Taoや森重文先生など、フィールズ賞受賞の数学者25人が発起人となった公開書簡が公開された。

mathandai.org

内容を読んで同意したのと、知り合い(MIT時代のボスなど)も何人か署名してたので、私も署名することにした。

私の署名

AIを数学に使う行為は非難されてないのに、新聞の見出しは…

その後、午後になって日経と読売が報じたのだが、その見出しを読んで唖然とした。

日経: 数学難問をAIで解決、フィールズ賞25人が非難声明「科学に有害」 www.nikkei.com 読売: AIで数学の難問を解く行為は「科学や数学界に有害だ」…世界の数学者25人が非難の緊急声明 www.yomiuri.co.jp

まるで、数学者が"未解決問題を解くのにAIを使うな"と言っている話に見える、酷い見出しのミスリードだ。

公開書簡の中で 「科学にとって有害」と非難されているのはOpenAIを筆頭とするAI企業 である。AIを使用する行為そのものではない。

However, the push by AI companies to solve mathematical problems as a benchmark is detrimental to the science of mathematics, and to the mathematical community.

筆者訳: しかしながら、数学の(筆者注: 未解決)問題をベンチマークとして解かせようというAI企業の動きは、数理科学と数学界にとって有害である

しかも、この文は第一パラグラフ、つまり書簡のかなり最初にある文章である。その中に明示的に書かれている「AI企業」の語を見出しから省いたのは、いかなる意図があるのだろう?まともに読んでないのかもしれないが。

未解決問題をバズりの道具としてしか見ていないOpenAI

書簡は、数学者らしく、かな〜り穏健に書かれている。が、署名した私の念頭にあるのは、OpenAIが自社のAIが数学の未解決問題を解きました!というリリースを出したいがために、数学の未解決問題を利用しているという、企業姿勢そのものである。

前の記事でも述べたが、

  • 別の数学者グループの成果を、codexのログを盗み見てOpenAIが横取りしたのではないか?という疑惑
  • 数学者グループの一人がライバル企業のAnthoropic所属であったことから、ナビエ・ストークスについて成果論文を書きたければこの著者を外すよう求めた事実

など、研究不正行為の疑い、またそれに類する行為が確認されている。

また、OpenAIが最初に公開したPDFには、技法の元ネタとなった重要な先行研究への引用が抜け落ちていて、プレスリリース後にこっそり追加した事実もある。(しかもOpenAIはPDFを自社サイトで公開したのでArxivのように履歴が残らない!)

これも、自社のAIの独創性を強調するため、わざと引用をしなかったのではないか? という疑念が生まれる。

これらの事実から見えてくるのは(これも穏当な公開書簡には書かれてないけど)、OpenAIにとって未解決問題の解決は、自社のAIの宣伝のため、ひいてはAnthoropicなどのライバル企業を競争で出し抜くための、都合の良いバズるネタに過ぎないということだ。当然それは、人類の数学知の向上という数学という学問自体の大きな目的とは合致していない("Misalignment")から、ちゃんと考えないとダメだよというのが、公開書簡の言いたかったことだと私は理解している。

AIがミレニアム懸賞問題を解いた日に: 研究と競争とAI

研究の心構えとか若手へのアドバイス、といった話で、アスリートや登山とのアナロジーを使う人を結構見る。研究とは、他人よりも0.1秒でも速く走り金メダルを取ることである、あるいは人類未踏の山に一番初めに登ることである、と。数学だと、研究とは有名な未解決問題を解く競争だと思っている人もときどきいる。

無論、そういう成果は分かりやすく、それをやり遂げれば間違いなくすごいことなのだが、自分はそういう研究者像をあまりもっていない。

自分は、研究者としての自分自身を作家業に近いと見なしている。この世界にはこんなに面白いものがありますよ、というのをうまい文章にして伝える仕事である。計算とか数値実験とかは取材に近いのかもしれない。こうして、皆がこれは面白いねと言ってくれれば、それがよい論文ということなのだと思う。

とはいえ、この見方はあまり多くないようだ。例えば、自分は論文のイントロを書く作業がかなり好きのだが、それを他の人に話したら驚かれたこともある。


ちょうど今日、OpenAIの未公開モデルがナビエ・ストークス方程式のミレニアム懸賞問題を解決したというアナウンスがなされた。本当なら凄いことだ。登山のアナロジーでいうと、数学界の大きな未踏峰が制覇されたことになる。

こういう問題の形式になったものを素早く解くのは、最近はAIが圧倒的だ。AIの進歩のスピードを見て、"ギュられた"とすっかり意気消沈している人もいるようだ。

しかし、未解決問題を解くことは研究のごく一部の側面に過ぎない。山頂へ到るルートを誰よりも早く開拓するのが研究ならば、誰もが歩きやすいような登山道を整備するのも、また研究である。

もっと言えば、別に他人が設定した山に登る必要もない。自分で好きな山を作って他人に登らせてもいい。誰かが登った後の山を、全く別の方法で登り直してもよい。何なら頂上に登る以外の新しい山の遊び方を提案してもよい。研究は、大学受験のように誰かが作った問題を解くだけの営みではない。

ところが、成果としてセンセーショナルで分かりやすいためだろうが、最近は未解決問題ばかりが注目される風潮があって非常に良くない。有害であるとさえ思う。

実際、上のOpenAIのアナウンスに対しても、別の数学者グループの成果を、codexのログを盗み見てOpenAIが横取りしたのではないか?という指摘が早くも出ている。また、数学者グループの一人がライバル企業のAnthoropic所属であったことから、ナビエ・ストークスについて成果論文を書きたければこの著者を外すよう求めたという、明らかな不適切行為も確認されている。

苛烈な競争や大きすぎる栄光が、研究者を不正や不正まがいの行為へ追い込むのは、ポアンカレ予想のときにもあった話だ。 それがSNSやAI企業の競争のせいで、今や何倍にも増幅されて、うんざりしてしまう。