2014-01-01から1年間の記事一覧
今年もあと少しでおしまいということで,今年のアニメで自分の印象に残ったシーンを挙げてみました. 『たまこラブストーリー』 やっぱり今年の一番はこれしかない.公開初日に観に行ったときの感動は忘れられないですね.あまりの素晴らしさに錯乱して1500…
自分のお気に入りの補題のなかにSchwartz-Zippelの補題というものがある.代数,確率,それに組合せ的な話が出てきてとても楽しい補題である.日本語の文献が少ないようなので,ここで紹介しておきたい.補題のStatementは以下の通りである. Schwartz-Zippe…
“quadratic equation”といえば「2次方程式」のことだ.一方で,“quad”といえば「4」を意味する.そもそも“quad”はラテン語の「4」である“quattuor”に由来する.“quad-core processor”はコアが4つあるプロセッサーのことだし,“quarter”は1/4のことだし,“qua…
以下ネタバレ注意
TLで見かけたので動かしてみた.東方紅魔郷はWindows用のゲームなので,LinuxでやるならWINE等を使うと思う(まともに動くかどうかは知らない)のだけど,Pythonでバックエンドのゲームエンジンを実装してしまったのが"PyTouhou"だ. 使い方 公式ページからdeb…
ネタバレ注意
以下ネタバレ注意
線形代数の講義で体が主役になることはあまりありません.だいたい R か C くらいを想定しておけば十分です.ところが,有限体上で線形代数を考えると色々と面白いことがあります.そして,組合せ論ではけっこう重要だったりするのです.さて,次の命題のう…
以下ネタバレ注意
数学協働プログラムシンポジウム『世界は計算!されている』 に行ってきました.数学の一般講演イベントは珍しい気がしますね.全部は書ききれないので,個人的に面白かったところだけ感想を書いていきます. シンポジウムは桜井進さんのオーガナイズで進行…
京大にいた頃に一度だけお会いしたことのある加藤文元先生(現:熊本大教授)の著書ということで,読んでみた.本格的に数学史を扱った本を読んだのは初めてだったので,数学を研究してる者として非常に楽しめた. 数学の「正しさ」とは 本書のテーマは「数…
「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる (光文社新書)作者: 佐藤健太郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 51人 クリック: 757回この商品を含むブログ (18件) を見るリスクについて色々書いた本.キーワードは「定性思…
TeXの参考文献管理といえばBibTeXが定番だが,最近ではBibLaTeX+biberというのがあって,BibTeXよりもカスタマイズがしやすいらしい.日本語ドキュメントがほとんどないので,適当に公式マニュアルとStack Exchangeあたりを参考にまとめてみた. 使い方 bibe…
iPhoneと違ってAndroidにはiTunes的なものがない.したがって,PCのプレイリストと端末内のプレイリスト(およびライブラリ)との同期は基本的に手動で行わなければならない. 自分はUbuntuユーザーなので,BansheeのプレイリストとAndroid端末内の音楽ライ…
Vapnik-Chervonekis-Sauer-Shelah Lemmaともいう.いわゆる極値組合せ論の定理.機械学習のVC次元等に応用がある(らしい).集合 $E$ の部分集合族 $\mathcal{F}$ が集合 $S \subseteq E$ を shutter するとは,任意の $X \subseteq S$ に対して $S \cap F …
以下,ネタバレ注意!↓↓↓ブラジル
神トラ2をクリア(ハードモード含む)したのでレビューを書くことにした. 音楽が素晴らしい 一番気に入ったのは音楽.おなじみのゼル伝の曲もアレンジが色々あって楽しめる.家に入ったら「ふしぎのぼうし」の曲が流れてきてにんまり.演出も凝っていて,た…
あけましておめでとうございます.今年もよろしくおねがいします.毎年恒例,今年の目標を立てようと思う. トップ会議に論文を通す やはり研究の目標としては,「トップ会議に論文を通す」というのが一番いいと思うので,これにした.まずはSTOC・SODA・FOC…