つらつら

最近思うことがある。
実は俺はラッキーだったんじゃないかと。もう一つ、俺はかなりの機会を棒に振っていたのではないかと。
今考えてみると、俺の周りには確率で考えたらとんでもなく低い「奇跡」がたくさんあった気がする。いや、確かにあった。色々な場面、様々な瞬間に。
それを今の今まで何とも思っていなかったんだから、俺の注意力散漫ぶりは居眠り運転級だ。漫然と惰性で生きるとはまさにこのことだ。
俺はこういうことに全然気づけなかった。大分気づくのが遅かった気がするが、気づいただけまだマシかもしれない。

世の中は平安の昔から無常である。俺の周りに確かにあった「奇跡」だって、今や懐古の対象であり、手の届かない過去に埋没してしまった。今度は、そうなる前にその価値に気づきたいと思う。失われる前に。

───と、えらくクサいことを書いてしまいましたが、最近本当にそう思っています。あなたの周りにも確実にあるはずです。問題はそれに気づいているかどうか、です。