大学のホームページが最悪なリニューアルをした件
うちの大学のホームページがひっそりとリニューアルした。白地にブルーを基調としたデザインに変わったようだ。ところが、このホームページ、今まで見た大学のホームページの中でも最もつかいにくいものだ。どこが使いにくいかというと・・・。
「在学生の方」メニューがない
そもそもダメなのが、元々あった「在学生の方」向けのメニューが存在しないことだ。そもそもこれは在学生向けのホームページではないということなのか。これは在学生は混乱する。KOREANメニューの下が中途半端に空いているんだから作ればいいのに。
掲示板がどこか分からない
大学から学生への案内として唯一のツールが「掲示板」であろう。これも以前は「掲示板」の専用ページがあったがこれもなくなってしまった。よくよく見ると、トップページの下のほうにあるズラズラと何か書いてあるのが掲示板なのだ。これではわかりにくすぎる。せめて「インフォメーション」とでも書かないと、いつまでも存在しない「掲示板」ページを探し続ける可能性もある。
トップページの意味不明な画像リンク
アクセスすれば分かると思うが、トップページに5つの画像が並んでいてリンクが張られている。これがどこに飛ぶのか全然わからないのだ。画像をヒントにリンク先を想像するしかない。Alt属性も空なので、バルーンで説明が出るわけではないし、画像が表示されなかった場合はそもそも何のリンクなのか全く分からない。これにも「ニュースリリース」などのタイトルを明記し、Alt属性と短いテキスト説明をつけるべきだ。
リンク切れが多すぎる
奨学金のページがある。ここには「一般掲示板(奨学金)を参照してください」と書いてあり、一般掲示板(奨学金)へのリンクがある。しかしこれが404 NotFoundなのだ。その他にも新ページのリンクを押したのに、「移転しました」のページに飛ばされたこともあった。リンク切れはツールでチェック可能なのだから、公開前にチェックしておくべきだろう。
結局何でリニューアルしたのか?
大学側のプレスリリースによれば、今回のリニューアルは、新技術の導入と広報戦略上の理由らしい。しかし新技術として目に見えて追加されたのはRSS機能くらいしかない。これでは何のためのリニューアルか分からない。使いにくいページでは広報上もいい影響はないだろう。大学には、デザインも重視するべきだがアクセシビリティについても十分考えてページを構築してほしい。