テスト初日!
テスト初日である。さすがにもう何の感慨も無いのである。
団塊の世代についての番組を見た。フジテレビの『スタメン』だ。
その中で、「団塊の世代が今の日本を作った」という団塊世代自身の人のコメントがあった。本当か。
戦後の日本経済史を調べてみると、団塊の世代が就職したのは1962〜1969年。高度経済成長の最初の好景気である神武景気が1955年〜1957年であり、1956年の経済白書によれば「もはや戦後ではない」と言われ、既に日本経済は復興していたはずである。団塊世代の多くが就職した頃には既に高度経済成長は中期〜末期であり、これを支えたと考えるのは無理がある。代わりに団塊世代が支えたのはオイルショック後の安定成長期と、そしてバブル経済である。そしてご存知のように、バブル崩壊後、日本は平成不況に突入し、現在に至るわけである。
確かに団塊世代はいろんな意味で「日本を作った」。しかし、あんまり(根拠も無く)偉そうにしていると「勝ち逃げ」との批判も受けるのも当然ではないか?
参考→団塊の世代 - Wikipedia