MITポスドク時代のボスの60歳記念ワークショップがあったので,帰国後2年ぶりにボストンに行ってきました.
さすがに2年しか経っていないので,当たり前ですがボストンはほとんど何も変わってませんでした.チャールズ川の向こうに新しいビルが1本建ったくらい.なので,急に2年前に戻ったような,とても不思議な気分でした.
今回は,普段の海外出張とは違って,昔住んでいたところに出張となったわけですが,快適さがまるで違いましたね.どこの駅に泊まれば便利かも完璧に分かるし,ワークショップ会場も昔いた建物なのでトイレの位置まで把握しているし,とにかく心理的オーバーヘッドがない.
元々,研究トピックの近いボスのところでポスドクをしていたこともあって,今回のワークショップ参加者にも研究の知り合いがたくさんいて,久しぶりに会えたのも非常によかったです.やはり輪に入れる海外研究集会の楽しさは段違いですわ・・・.
さらに,ワークショップ本体の翌日にあった"informal talk session"で最近の研究を発表する機会があり,そこでもたくさん質問・コメントをもらえてうれしかったです.他にも,参加者から「君の名前見覚えあるよ,いつかのSODA論文の著者でしょう?」と言ってもらったり.私もこの業界長くなり多少はプレゼンスがでてきたということでしょうか?
一時期,機械学習の国際会議によく行っていたのですが,あっちは参加者が多すぎで全然交流できないし顔も覚えてもらえないので,今は好きではないです.その点,組合せ最適化の会議は比較的小規模なものが多く,(頑張れば)ちゃんと交流ができて知り合いも増えていくのがいいところ!特に,自分の昔の発表や論文を覚えてくれていた人に会うと,やる気がでてきます.
最近色々ときな臭いアメリカですが,やっぱりボストンはいい街だなと改めて感じました.