長崎原爆の日

今日は長崎・原爆の日。6日の広島と合わせ、日本人なら忘れてはいけない日だ。
アメリカはなぜ日本に2発もの原爆を投下したのか。答えは2つある。1つは、アメリカは開発した原爆を試したかったから。もう1つは、すでに進行していた冷戦の作戦の一環としてである。アメリカは「戦争を終結させるため」と原爆投下を正当化しているが、ポツダム宣言が出た7月の時点で日本の敗戦はもう決定していたから、原爆投下の必然性はなかったはずだ。
日本の「戦争犯罪」は連合国による一方的な東京裁判で、一応不合理ながら裁かれている。一方でアメリカが都市に原爆という残虐な兵器を投下し、何十万という非戦闘員を殺害した罪は一切裁かれていない。アメリカの罪は今なお清算されることなく残っている。


「平和を祈る気持ち」というのは、たぶんみんなが持っているものだろう。私も戦争は嫌だ。しかし、平和というのは無意識に達成されるものではない。自分たちで作り上げ、維持しなければ、いとも簡単に失われるものである。
そのために一体何をしたらよいのか。日本だけが武器を捨てれば平和になるほど、世界は甘くない。一人一人がよく考えていく必要があろう。
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