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「法廷ライブ」で裁判の様子を見る

MSN産経が「法廷ライブ」というコーナーを持っている。著名事件の裁判の様子を文章で詳細に記事にしてある。裁判記録と言ってもいいくらいだと思う。従来、一般市民が触れることができなかった情報だ。
以下長文。
先日判決のあった「江東マンション神隠し殺人事件」の記録もある。初公判から無期懲役の判決が下るまでの法廷でのやりとりを読むことができる。殺害方法などの描写もほぼそのまま記録されているので、閲覧の際には注意されたい。
一通り読んでみたが、非常に衝撃がある。新聞やニュースの記事がいかに圧縮されて出てきているかがよく分かる。遺族や被害者の上司の証言も、文字だけながら迫るものがあった。
今回の裁判は「裁判員制度のモデルケース」と検察は位置づけていて、裁判中でも主に検察が大型モニターにパワーポイント等で写真や動画・再現画像などを駆使していたことが、記事から分かる。視覚に訴える裁判が、裁判員裁判の主流になるのだろうか。
また、あまり表にでてこない弁護人の様子も読み取ることができる。ともすれば「犯罪者擁護」と受け取られ、本件でもネット上でバッシングを浴びていたが、最終弁論の部分*1を読むとそのようなイメージは消えると思う。冷静な弁護だと思った。
判決が死刑を回避したことについて様々な意見があるが、まずこの記録を読み通すことを勧めたい。また、感情的な意見が多いのもこの問題を語りずらくしていると思う。市民の視点を法廷に導入するのが裁判員制度の趣旨だが、それでも法に反する判決を下すことはできないことを注意すべきだ。

*1:第6回公判