日教組批判するとなんで失言になるんだ?

だってゆとり教育」と「学校5日制」を提唱して、推進し、現在でも支持を撤回していないのは日教組だぞ?「日教組が日本の教育のガン」と言ったらピンとこないかもしれんが、「ゆとり教育が日本の教育をダメにした」なら納得できるだろうし、「ゆとり教育をいまだに捨てない日教組は日本の教育のガン」なら納得できないか?
マスコミの批判は「国交相が教育に口出しするのがそもそも『失言』」というお粗末な論拠しか与えていない。かつて文科相をした人物が、教育問題について語るのはそんなに不適切なことなのか?それとも、政治家は国務大臣になったら、管轄外のことを喋った瞬間に「失言」扱いになるのか?他にも「『ぶっ壊す』発言は結社の自由を認めた憲法違反」という国語力の足りない論拠*1や、他の「ごね得」「単一民族」発言が事実に基づいていないことを理由に「日教組批判も同様に荒唐無稽」といったもの*2まである。正直意味不明だ。
批判を受けた日教組の言い分が、これまた酷い。「大臣だけでなく議員も辞めろ」というのだ。なんだそりゃ。日教組を批判した人間は国会議員を辞めなくてはならないのか。日教組抗議声明の中で「教育活動を踏みにじるもの」として批判している。自らの活動を「聖職」として、批判は許さないということか。
結局どうして「失言」なのか全然わからない。国交相の発言だからか、それとも日教組を批判したからか。はたまた、「ぶっ壊す」が下品だったからなのか、選挙前に地雷を踏んだのがマズかったのか、どれですか。

*1:自民党をぶっ壊す」と聞いて、「政党結成禁止は憲法違反だ!」と思う奴はどうかしてると思う

*2:お得意の印象操作。「ごね得」「単一民族」発言については謝罪し撤回している