もう日本の教員は全員博士号取得者にしろよ

大分県の教員採用試験の不正

今日のクローズアップ現代に出ていた人が、「口利きというと聞こえは悪いが、信頼できる人の子供さんならわれわれ教育の仲間に入ってもらってもかまわないだろうということで、採用に考慮することは自然なこと」とニコニコしながら言っていた。こういう考えが蔓延しているようだったら、もうだめだなと思った。こういう仕組みが何十年も動いてきたことで、腐敗が濃縮還元されていったんだろうな。

フィンランドから本当に学ぶ

フィンランドといえば日本では教育の理想として掲げられることが多い。でも、日本で「フィンランドの教育から学ぶ」とな何とか言っているのは、大抵はシステムを真似するなどの上っ面でしかない。フィンランドの教育が本当にすごいのは、教員全員が教育学の博士号を取得していること。システムではなくて、それを回す人間の質が日本とは比べ物にならないくらい高い。それだけのこと。

大学全入時代から日本の教育は死ぬ

ちょっと前に「大学全入時代」なんて言葉が流行った。文字通り、進学先さえ選ばなければ誰でも大学に行ける時代。昔は「先生は大学卒の学士さんだ」と言って、大卒にかなりのステータスがあったが、今やそんなことはなくなった。すると当然ながら、大学卒の教員候補者のレベルも下がる。しかも、レベルが下がったとしても優秀な奴しか通さないためにあった教員採用試験は、金とコネでパスできるんだから、採用される教員の質はガタ落ちになるだろう。「ゆとり教育見直し」とか言ってももう遅い。教える側の人間がどんどんバカになっていくんだから

日本の教員は全員博士号取得者にしろ

「なんだ先生はバカだ」と教員が見下されれば、モンペはこれまで以上に学校に侵略しにくるし、子供は言うことを聞かなくなる。だったら、日本の教員の質をもっと上げればいい。大学卒が基準として役に立たなくなったんだから、いっそ「博士号」を必須要件に課せばいい。教員の社会的ステータスも上がる。今はいい機会だから、うやむやになるまえにズバッと改革しないと日本は死ぬ。