mixi日記は実質全世界に公開されていると思うべき

ニコニコ動画を発端に、テレビでも取り上げられた吉野家の「テラ豚丼」事件*1。それに触発される形で今度はmixiでのケンタッキー「ゴキブリ揚げ」事件*2。そして今度は三洋のINFOBAR2告白事件*3と、最近は企業の従業員がネットで何かしでかしてそれによって企業が被害を受ける、といったことが相次いでいますね。特にこのうち2件はmixi日記が発端です。


以前から(私も含め多くの人から)指摘されているように、mixiは「女子高生的コミュニティ」とも言うべきクローズドなコミュニティ空間が売りです。特に「足跡」や「マイミク」などといった機能から、mixiユーザーは「自分のmixi日記を見るのは友達だけだろう」と錯覚してしまうのかもしれません。それゆえ、多くのユーザーが実名や多くの個人情報を同時に公開しているにもかかわらず、無責任なエントリー(いわゆる燃料)をmixi日記に書きこんでしまうのでしょう。


しかし先ほど紹介した事件では、mixi日記が「2ちゃんねる」などに転載されたことをきっかけに騒ぎが大きくなっています。mixiの閉鎖性を過信すべきではありません。mixiもネットに接続されている以上、mixi日記もblogと同様に全世界に公開されていることを頭に置くべきです。つまり「自分のまったく知らない不特定多数の人の目に触れるかもしれない」ことを意識しておく必要があります。

*1:[http://d.hatena.ne.jp/ruushu/20071201/yoshinoya:title]

*2:[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/06/news036.html:title]

*3:[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/04/news053.html:title]